「ワールド・モード・ホールディングス」の海外Webマーケティング総合支援。応募0件から安定獲得へ──5カ国で成果を生んだ伴走の軌跡

千葉一生、二見由衣、松浦七穂、坪井美央

語り手

ワールド・モード・ホールディングス株式会社
国際事業統括本部
Marketing Manager 二見由衣様
Marketing Manager 松浦七穂様
坪井美央様

聞き手

ワンバース株式会社
代表取締役 千葉一生

日本で唯一、ファッション領域に特化したソリューション・グループであるワールド・モード・ホールディングス様。 同社は、シンガポール・オーストラリア・台湾・マレーシア・ベトナムに海外拠点を持ち、ファッション・ビューティー・ライフスタイルブランドのグローバル展開を支援しています。 一方で、各国・各事業ごとに、候補者獲得やWeb上での情報設計、デジタル施策の最適化といった課題を抱えていました。

ワンバースは2023年12月より、シンガポール・マレーシア事業を中心に支援を行い、現在ではオーストラリア、台湾、さらには海外進出支援事業(BtoB)へと支援領域を拡大しています。 本記事では、Marketing Managerの二見様に、ワンバースの支援によって得られた成果や率直なご感想について伺いました。

貴社のサービスについて教えてください。

二見:

ワールド・モード・ホールディングスとしては、人材、教育、店舗運営、マーケティング、コンサルテーションまで、ファッション領域に関わる工程を一気通貫で支援しています。特徴としては、分業ではなく、ファッションに精通したスペシャリストが横断的に関わることで、俯瞰的かつ実践的なソリューションを提供しています。

私が所属する国際ビジネス事業部では、シンガポール・オーストラリア・台湾・マレーシア・ベトナムなど、複数の国・地域で事業を展開しています。

各国展開サイト
シンガポール:https://mybrands.sg/

マレーシア:https://wm-malaysia.com/

オーストラリア:https://worldmode-au.com/

台湾:https://worldmode-tw.com/

ベトナム:https://global.wmh.co.jp/service/global/popup-ex/vn

海外進出支援事業(BtoB):https://global.wmh.co.jp/

ワンバースとの取り組み開始時期の状況や課題感について教えてください。

二見:

私自身は、元々iDAというグループ会社で、国内向けのマーケティング業務を担当していました。 2024年9月に国際事業統括本部へ異動し、前任者から引き継ぐ形で、海外事業部のマーケティングを担当することになりました。

着任した時点で、すでにワンバースさんとの取り組みは始まっていましたが、事業部内にはWebマーケティングやWeb広告に詳しい人材がおらず、何が正解なのか、どこから改善すべきなのかを判断できない状態でした。

私自身、国内マーケティングの経験はありましたが、海外に向けたマーケティングは初めてで、これまでWeb広告の運用にも直接関わってこなかったため、知見もない状況でした。そのため、信頼できる外部パートナーの力を借りる必要性を強く感じていました。

特に難しかったのは、マーケティング数値が「良いのか悪いのか」を判断できない点と、各国の商慣習や文化に対する理解が十分でなかった点です。例えばマレーシアでは複数言語が使われていますが、Webサイトでどの言語を軸にすべきかといった点も含め、常に手探りの状態でした。

千葉:

実際に、検索広告では英語とマレー語の検証も行いましたね。

二見:

そうですね。国や商慣習によって反応も異なり、トライ・アンド・エラーの連続でした。

海外拠点には事業をよく理解している担当者がいる一方で、必ずしもマーケティングに精通しているわけではありません。また、日本側にはマーケティングの知識はあっても、海外の商慣習に対する理解が十分ではなく、そのギャップが大きな課題でした。

ご支援内容はいかがでしょうか?

千葉:

二見さんが管轄されている事業領域は多岐にわたっていると思います。現在は、どのような体制なのでしょうか。

二見:

マーケティングチームとしては、私を含めて3名体制で、社内の別部署にWeb制作を担うメンバーが1名います。管轄しているのは、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、台湾、ベトナム、そして日本(企業向け海外進出支援)を含めた6カ国です。

千葉:

あらためて伺うと、かなりの範囲ですね。そのような体制のなかで、弊社の支援はいかがでしょうか。

二見:

まずこちらの状況を素早く理解していただき、「何から手を付けるべきか」を明確に整理して提案していただいています。また、こちらから出したマーケティング施策のアイデアについても、適切に見解を示していただける点がとても助かっています。

効果が見込めない施策については、きちんと「やらない判断」をしていただけるので、事業判断がしやすくなり、安心して進められています。何でもOKと言われてしまうと、逆に不安になってしまうこともありますが、千葉さんから判断軸を示していただけることで、迷いや不安なく事業運営ができていると感じています。

マレーシア領域で、印象的だったことを教えてください。

二見:

マレーシアでは、求人サイトへの広告を配信していたものの、思うように応募が伸びず、悩んでいました。そこでワンバースさんにマレーシアのマーケティング調査を依頼したところ、LPで利用していた問い合わせフォーム自体に課題があることが分かりました。

調査の中で、マレーシアのWebサイトでは、いわゆる「お問い合わせフォーム」を利用しているケースは少なく、多くのサイトでは、現地で利用率の高いメッセンジャーアプリ「WhatsApp」への導線を設けている、という事例をご紹介いただきました。「問い合わせはフォームで受けるもの」という先入観があったため、この点はとても印象に残っています。

そこで弊社でもWhatsAppを導入し、Webサイト上の導線を、問い合わせフォームからWhatsAppへの誘導に変更しました。その結果、応募数が初月で約6倍に増加し、現地の商慣習に合わせた設計の重要性を強く実感しました。

千葉:

当時は、マレーシアの市場やユーザー行動について、こちらも十分に理解できている状態ではありませんでした。Webサイトの定石や原理原則を軸にしながら、現地のサイトを一つずつ確認し、一緒に仮説検証を重ねた結果、得られた成果だと思っています。

海外進出支援事業(BtoB)へのご支援について、成果につながった事例を教えてください。

二見:

社内でも評価されている成果の一つとして、日本企業向けの海外進出支援事業において、安定的に問い合わせを獲得できるようになった点があります。

サービス立ち上げ当初は、試験的にGoogle広告を配信しましたが、約2か月間、問い合わせがゼロの状態が続いていました。そのような状況のなかで、ワンバースさんから新規集客施策として「まずは認知と反応を取りにいく施策として、Meta広告を試してみませんか」というご提案をいただきました。

配信設計やクリエイティブについても具体的にご提案いただき、施策を切り替えて配信したところ、初月から問い合わせが18件入り、そのうち5件が商談化しました。的確なご提案をいただいたことで成果につながり、社内での評価も高まり、結果として体制や予算の強化にもつながっています。

シンガポール領域へのご支援について、成果につながった事例を教えてください。

二見:

シンガポールの現地体制は、日本人1名、シンガポール人4名ですが、マーケティング業務については日本側のチームで担っています。Web広告経由で、アルバイト・パートタイム採用について、毎月、安定的に応募が入り、採用確定まで一定の成果が出ている状況です。

今期から特に大きかった変化として、数値の集計基盤が整った点があります。これまでは、広告費やクリック数、コンバージョン数といったWeb上で確認できる指標をもとに定例会で議論していました。

しかし今期からは、応募から採用に至るまでの数値を一貫して計測・集計するようになり、より精度の高い費用対効果の判断ができるようになりました。その結果、手応えを感じながら施策を進められています。

千葉:

期中でサイトリニューアルも実施されましたよね。

二見:

今期は、より費用対効果を重視する方針を取っていました。旧サイトは自社開発の基盤で、開発構築費や毎月の保守費用が一定程度かかっており、改修を行う際にもコストが発生する状況でした。一定の投資をしてきた背景もあり、本当にリニューアルすべきかどうかの判断が難しい局面でした。

その際、ワンバースさんに、リニューアルの是非や、集客・SEO面での影響について事前に調査・整理していただき、判断材料を揃えた上で意思決定できたことは、とても心強かったです。その結果、集客力を落とすことなくコスト削減も実現し、加えて、サイト修正や改善もしやすい環境になりました。

ワンバースの強みについて教えてください。

二見:

社内の人に相談しているような感覚で、こちらの状況をすぐに理解していただける点と、対応のスピードがとても速い点が印象的です。メールのレスポンスも非常に早く、まるで「うちのことしか担当していないんじゃないか」と感じるほど、迅速に対応していただいています。

やり取りもスムーズで、必要な判断をすぐに返していただけるので、迷ったときに頼りになる存在だと感じています。また、効果が期待できない施策については、はっきりと止めてくださる点も、非常に信頼しているポイントです。

今後、ワンバースと取り組んでいきたいことについて教えてください。

二見:

これまでのお取り組みにより、まずは一定の応募数を安定的に獲得できるようになりました。今後は、応募数を増やすだけでなく、広告の精度を高め、採用につながる人材をより多く集めていきたいと考えています。

千葉:

立ち上げフェーズからご一緒してきた中で、集客面が安定してきたのは大きな前進ですね。今後、特に強化していきたい領域はありますでしょうか。

二見:

シンガポール領域は、すでに成長につながっていると感じています。今後はその知見を活かしながら、マレーシアや台湾、そして海外進出支援を含むBtoB事業についても、より注力していきたいと考えています。

最後に、どのような企業がワンバースのサービスと合いそうでしょうか?

二見:

社内にマーケティングに詳しい担当者がいない企業や、広告・集客まわりについて気軽に相談できる相手を探している企業には、ワンバースさんはとても合うと思います。

また、何でも肯定するのではなく、はっきりと意見を言ってくれるパートナーを求めている企業や、スピード感を持って対応してほしいと考えている企業にも、フィットするのではないかと思います。

二見由衣様 千葉一生

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